成長ステージ
読み方:せいちょうステージ
別名:成長段階
【英】startup stages, stages of growth
成長ステージとは、一般的には、ベンチャー企業が事業を開始してから成長・発展し軌道に乗るまでに経過する各種段階のことである。主に投資を行う際の観点として用いられる。
ベンチャー企業の成長ステージは、おおむね「シードステージ」、「アーリーステージ」、「ミドルステージ」(エクスパンションステージ)、「レイターステージ」のように区分される。区分の方式は必ずしも一定でなく、シードステージとアーリーステージとの間に「スタートアップステージ」を設けたり、シードステージを省いてスタートアップステージ以降の4段階を成長ステージとする場合もある。アーリーステージの位置づけで「「スタートアップステージ」と呼ぶなど、呼称もまちまちといえる。
成長ステージのうち、シードステージは会社を設立する前の準備期、スタートアップステージおよびアーリーステージは創業して間もない時期、ミドルステージは事業自体は安定しつつあり売上が不安定な時期、ミドルステージ(エクスパンションステージ)は事業の収益化が加速し成長・拡大しつつある時期、レイターステージは事業が発展・成熟しつつあり更なる変革を見据える時期、のように言うことができる。
アーリーステージまでは資金を生み出す仕組みがない、または確立されていない状態といえる。ミドルステージ以降は成長を促すための資金が必要となり、またIPO(株式公開)を見据えた投資の動きができてくる。
シードキャピタルに投資するベンチャーキャピタルは、投資対象の成長ステージにより「シードキャピタル」「エクスパンションキャピタル」のように呼び分けられる場合もある。
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