IT用語辞典バイナリ | さくいん | サイトマップ | ヘルプ | お気に入りに追加  
IT用語辞典バイナリ<パソコン用語・コンピュータ辞書>
IT用語辞典バイナリ<パソコン用語・コンピュータ辞書>
コンピュータ偉人伝<人物・画像・写真・プログラミング>
コンピュータ偉人伝<人物・画像・写真・プログラミング>
コンピュータ偉人伝<人物・画像・写真・プログラミング>
拡張子辞典<ファイル・変換・変更・表示>
HTML5タグリファレンス
CSS3リファレンス
HTML5 JavaScript API
エクセル関数リファレンス
ITパスポート試験
 
  
虫眼鏡  用語検索全文検索   
  IT用語辞典バイナリ > IT用語辞典 > 産業・技術 > 情報と社会 > 制度・サービス >

ICTとは

  分野別用語辞典
  索引
 矢印 用語辞典







       










記号
 矢印 拡張子辞典






記号数字
 矢印 コンピュータ偉人伝
  最近更新された用語

ICT

フルスペル:Information and Communication Technology, Information and Communications Technology, Information & Communication Technology
読み方:アイシーティー
別名:情報通信技術

ICTとは、情報処理および情報通信、つまり、コンピュータネットワーク関連する諸分野における技術・産業・設備・サービスなどの総称である。IT情報技術)のほぼ同義語。2000年代半ば以降、ITに替わる語として、主に総務省をはじめとする行政機関および公共事業などで用いられている。

ITもICTも共に、工学や情報科学といった学問領域にはじまり、事業としての研究開発、技術、インフラ、市場と産業、デバイスサービスコンテンツ、および、それらの総体としての情報化社会に至るまで、あらゆる要素を包含する。共に情報通信の分野全般を包括的に指す語であり、概念上とりたてて区別されることはあまりない。ICTとITとの目立った違いは表記の「C」の有無であるが、この「C」はコミュニケーション(communication)を意味する。ICTは通信・伝達・交流といった要素を明示した呼び名であるといえる。

日本政府は2000年に「日本型IT社会の実現」を標榜する「e-Japan」の構想を打ち出し、内閣官房に「IT戦略本部」を設置、同年内に「高度情報通信ネットワーク社会形成基本法」(通称「IT基本法」)を成立させ、翌2001年に施行した。また、将来的に実現すべき高度情報化社会のあり方を示す「IT政策大綱」の刊行も開始した。2000年代前半は「IT」が中心的キーワードであったといえる。

2003年夏、IT戦略本部は「e-Japan」の戦略の練り直しに取り組み、「ユビキタスネットワークの形成」をはじめとする幾つかの指針を新たに追加、2004年に「e-Japan」を改定し、呼び名も「u-Japan」へと改めた。同時に、情報通信におけるコミュニケーションの重要性をより一層明確化することを主眼として「IT」を「ICT」の表現に置き換えると表明した。総務省が刊行している「情報通信白書」では、平成17年度版から「ICT」の語がメインに使用されている。

平成17年版情報通信白書の序文では、当時(2005年)すでに国連やアジア・ヨーロッパ・中南米など各国の国際機関においては「ICT」の語が定着している、と述べられている。国際的な機関・組織が「ICT」の呼び名を使用している例としては、2005年5月に世界情報サービス産業機構WITSA)が発表した文書「ICTの将来の展望」(Information and Communication Technology Prospects for the Future)、大手調査会社ガートナーの2006年のレポート「中国のICT産業」(China's ICT Industry)、あるいは2012年に日米間で締結された「日米ICTサービス通商原則」(Japan-United States Trade Principles for Information and Communication Technology Service)、国連の途上国支援プロジェクト「ICT4D」、等々を挙げることができる。

総務省などは2000年代後半以降、「ICT政策」「教育ICT活用実践発表会」「スマートICT」「xICT」などのように、「ICT」の語を積極的に用いているが、必ずしも官公庁全体・産業界全体が「IT」を「ICT」に置き換える取り組みを推進しているいうわけでもない。例えば経済産業省が主催している、中小企業のIT戦略に関する顕彰制度「中小企業IT経営力大賞」では、2013年現在も「IT」の語が用いられている。民間企業やエンドユーザーの間でも、「グリーンIT」「ITパスポート試験」「IT断食」「シャドーIT」などのように、依然としてICTよりは従来通りITの語を用いる傾向が強い。

ICTの語を積極的に使用している総務省は、情報通信分野の所轄庁であり、通信インフラの整備などに政策レベルで対応する機関である。比較的「Communication」の要素が強く意識される機関であるといえる。

ちなみに、日本標準時や宇宙天気予報の運用、産官学連携プロジェクトの推進などを行っている独立行政法人情報通信研究機構、通称「NICT」は、英語名を「National Institute(国立研究所) of Information and Communications Technology(ICT)」という。NICTは通信総合研究所と通信・放送機構を統合する形で2004年に発足した。


参照リンク
情報通信(ICT政策) - (総務省)
はじめに:平成17年版情報通信白書 - (総務省)
日米ICTサービス通商原則の公表 - (総務省)
Information and Communication Technology (ICT) Prospects for the Future - (World Information Technology and Services Alliance)
China's ICT Industry: Current State and Future Direction - (Gartner)

 
英和和英テキスト翻訳 >> Weblio翻訳
英語⇒日本語 日本語⇒英語
  

アイシーティーについて言及している用語

[PR]
IT用語辞典バイナリでは、用語辞典に加えて、 コンピュータ偉人伝拡張子辞典など、ITに関連したコンテンツを提供しております。
また、Weblio 辞書では、より詳しい「ICT」の解説をご覧いただけます。

分野別用語辞典

※本文中に誤字や脱字、不適切な表現などを発見した際には、
お手数ですが、是非ご一報下さいますと助かります。
ご連絡は「お問合わせ先」のページよりお願い致します。
シャープのマスクシャープのマスク
シャープが製造・販売する不織布マスク。
Surface Book 3Surface Book 3
Microsoftが販売するデタッチャブルPC。
Surface Go 2Surface Go 2
Microsoftが発表した2in1 PC。

 ・ITパスポート試験とは
 ・試験範囲と内容
 ・サンプル問題にチャレンジ

 ・Windowsの歴史
ジョン・マッカーシー LISPの開発者
ジョン・マッカーシー
人工知能の研究分野における第一人者。
スティーブ・ジョブズ Appleの共同創設者
スティーブ・ジョブズ
「Mac」や「iPhone」を生み出した経営者。
デニス・リッチー C言語、UNIXの開発者
デニス・リッチー
C言語の設計、UNIXの開発に携わった人物。
».m4b MPEG-4オーディオファイルの拡張子。 up!
».m4r iPhoneの着メロにするAACファイルにつく拡張子。 up!
».xlsx Excel 2007で作成したファイルのデフォルトの拡張子。
».docx Word 2007の標準的な保存形式。XML形式となっている。

2024年10月30日現在
ランキング1   ICT (用語辞典)
ランキング2   AirDrop (用語辞典)
ランキング3   コンテキスト  (用語辞典)
ランキング4   セグメント  (用語辞典)
ランキング5   アノテーション  (用語辞典)
ランキング6   オムニチャネル  (用語辞典)
ランキング7   スワイプ  (用語辞典)
ランキング8   インスタンス化  (用語辞典)
ランキング9   カラム  (用語辞典)
ランキング10   FOMO  (用語辞典)
RSS 0.91 RSS 1.0 RSS 2.0
IT用語辞典バイナリについて運営会社についてお問い合わせ先テクニカルライター募集利用規約
プライバシーポリシー著作権・商標について協力社一覧Weblio 辞書スマート翻訳英和辞典 - Weblio辞書Weblio英会話
©2024 GRAS Group, Inc. All rights reserved.