イエローブック
イエローブックとは、CD(コンパクトディスク)の規格のうち、CD-ROMの規格に関する仕様書の通称である。名称は、仕様書の表紙の色に由来するとされる。
イエローブックには、1985年に発表された「Mode1」と、1991年に発表された「Mode2」がある。Mode1では、一般的なCD-ROMの仕様が規定されている。他方、Mode2では、CD-ROMの中でも音声や映像を記録するために拡張された「CD-ROM XA」(Compact Disc Read Only Memory eXtra Audio)の規格がまとめられている。具体的な違いとしては、CD-ROMが文書などのデジタルデータを記録するために強力な誤り訂正の機能を備えていたのに対し、CD-ROM XAでは、音声や映像といたより多くのデータを記録することができるようにCD-ROMに比べると誤り訂正が弱く設定されているという点を挙げることができる。
CDの最初の仕様であるCD-DAの仕様書は、レッドブックと呼ばれている。イエローブックは、レッドブックの最初の拡張仕様として策定された。レッドブックやイエローブックの他にも、CD-R、CD-RWのオレンジブックなど、CDに関する仕様書として計8色の仕様書がある。これらを総称してカラーブックということもある。
CD: | CD-I DAO AudioMASTER イエローブック オンザフライ書き込み Blue Book BURN-Proof |
イエロー・ブック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 02:34 UTC 版)
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イエロー・ブック(英語: The Yellow Book)とは、19世紀イギリスの挿絵入り季刊文芸誌。発行人はジョン・レインとエルキン・マシューズ、発行元はボドリー・ヘッド書店。19世紀末のデカダンスを象徴する雑誌として称揚され、また非難を浴びた。
1894年4月創刊。文芸部主任はアメリカの作家ヘンリー・ハーランド、絵画部主任はオーブリー・ビアズリー。第2号は1894年7月、第3号は1894年10月、第4号は1895年1月に刊行された。寄稿者にはマックス・ビアボーム、アーノルド・ベネット、フレデリック・ロルフ、H・G・ウェルズ、エドマンド・ゴス、ヘンリー・ジェイムズ、ジョージ・ギッシング、W・B・イェイツ、アーネスト・ダウソン、アーサー・シモンズ、アナトール・フランス、ウォルター・シッカートなどがいた。
1895年4月、ビアズリーがオスカー・ワイルドの男色スキャンダルの巻き添えを受けて追放されてからは著しく芸術的精彩を欠くようになったが、売上部数の低下に悩みつつも、1897年4月まで全13冊が刊行された。
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