エンタープライズ・サーチ
【英】Enterprise Search
エンタープライズ・サーチとは、企業内のサイトやデータを検索するためのシステムのことである。エンタープライズ・サーチは、GoogleやYahooのような検索ポータルとは異なり、企業サイト内部を検索するために特化されている。同時に、イントラネットやエクストラネットに対して、複数のサイトを横断的・総合的に検索することが可能となる。検索ポータルが市街地図に例えられるとすれば、エンタープライズサーチはいわば館内案内図であるといえる。
企業の持つデータは常に蓄積され続ける。今や、キーワード検索だけでは欲しい情報が他の情報に埋もれてしまう(思うようにたどり着けない)場合が多くなっている。逆にキーワードで検索される情報をすべて取得したい場合には、検索の対象とならずに残ったデータが存在する可能性もある。さらに、電子メールや画像、音声、CADなどのような、構造化されることのない情報は、データベースに収めることも難しく、管理が極めて困難だった。そのような多くの企業にとって、エンタープライズサーチは待望のシステムであったといえる。
エンタープライズ・サーチが注目を集めたのは、2005年4月、googleが「Google 検索アプライアンス」を発表したことをきっかけとする。これは、インターネットサイトの検索エンジンをひとつのサーバーに格納して提供するというサービスである。
エンタープライズサーチを提供するベンダーとしては、googleに加えて、Autonomy社やConvera社、Verity社、Fast社などがあり、それぞれ検索システムを提示している。
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