ガラスマ
別名:ガラパゴススマートフォン
ガラスマとは、いわゆる「ガラケー」に特徴的とされる機能を搭載したスマートフォンを指す呼び名である。
ガラケーは「フィーチャーフォン」の異称であるが、日本のフィーチャーフォンはワンセグやおサイフケータイ、Bluetooth通信、メガピクセルカメラといった、単なる通信端末を超えた機能を搭載する方向に進化していったため、日本独自の進化を遂げ、かつ世界標準から逸れた、という意味で「ガラパゴスケータイ」(ガラケー)と通称されるようになった。ガラスマは、フィーチャーフォンからガラケーの機能を取り出し、スマートフォンに搭載したものであると言える。
ガラスマに対して、世界中で販売され標準的な端末として用いられているスマートフォンは、グロスマ(グローバルスマートフォン)と呼ばれる。ちなみに、フィーチャーフォンではグロスマに該当する位置づけの端末を「グローバルフォン」という。
2010年12月に発売されたau「IS 03」は、フルタッチパネル型のスマートフォンにワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、9.6メガピクセルのデジタルカメラなどが搭載されたガラスマである。2011年5月には、グロスマ「Xperia」をベースにワンセグなどの機能を搭載した「Xperia acro」をはじめ、3D液晶・3D撮影の機能を搭載した「AQUOS PHONE IS-12SH」、防水・防塵仕様の「G'zOne IS11CA」など、複数のガラスマが次々と発表されている。
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