サプライサイドプラットフォーム
【英】Supply-Side Platform, SSP
サプライサイドプラットフォームとは、オンライン広告において、媒体社(メディア)の広告枠の販売や広告収益の最大化などを支援するツールのことである。略して「SSP」と呼ばれることが多い。
サプライサイドプラットフォームでは、主に、広告のインプレッションが発生するごとに最適な広告を自動的に選択し、収益性の向上を図る、といった仕組みが提供されている。具体的にどのような方式が採用されているかは個々のサービスによって異なるが、アドネットワークの一元的管理、アドエクスチェンジ、リアルタイム入札(RTB)、などに対応している場合が多い。
配信する広告が決定される際には、eCPMだけではなく、ユーザーの行動履歴や属性などといったオーディエンスデータなどが利用される場合が多い。また付加的な機能として、特定の枠に純広を配信し、配信期間やインプレッション回数を制御するといった、アドサーバーとしての利用も可能である場合が多い。これらによって収益最大化だけでなく広告管理の全体的な効率化が実現できる。
2011年11月現在、国内で提供されているサプライサイドプラットフォームの例としては、オーディエンスターゲティングを中心としたMicroAdの「ADfunnel」、訪問者の広告閲覧回数に基づいた広告収益の最大化を特長とした「Kauli」、スマートフォン向けのサプライサイドプラットフォーム「SSPapri」などがある。
なお、媒体社の側を支援するサプライサイドプラットフォームに対して、クライアント側(広告主)を支援するシステムは、「デマンドサイドプラットフォーム」と呼ばれている。
参照リンク
ADfunnel - (MicroAd)
Kauli
SSPapri - (スパイア)
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