SmartAR
読み方:スマートエーアール
別名:スマートAR
SmartARとは、ソニーが開発した拡張現実(AR)技術の名称である。
SmartARでは、物体認識に用いる「マーカー」を必要とせず、物体そのものを高速認識してカメラの動きに高速追従することが可能で、3次元空間を認識しAR情報も3次元的な広がりを持たせて表示できる、という特徴を備えたAR技術となっている。これによって、事前にマーカーを配置しておくといった仕込みが必要なくなり、カメラの高速でラフな動作に対しても表示が遅れることがなく、また、どのような角度でも3次元的にリアルなCGを、拡張現実を通して体験することが可能になる。
拡張現実(AR)という言葉は、iPhoneをプラットフォームとする「セカイカメラ」が登場したことで2008年~2009年頃に広く認知されるようになったが、その技術的は1990年代には既に研究開発が始められている。ソニーでは1994年に2次元ARの研究が開始されている。SmartARでは、今後実証実験などを経て、広告やゲームなどのサービス、およびビジネス用途などへの提供を目指すとしている。
参照リンク
統合型 拡張現実感 技術 “SmartAR(スマートAR)”を開発 - (ソニー プレスリリース 2011年05月19日)
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