TFLOPS
フルスペル:Tera FLoating point Operations Per Second
読み方:テラフロップス
別名:TeraFLOPS
TFLOPSとは、コンピュータの処理性能を表す単位の一つで、浮動小数点演算を1秒間に1兆回行うことを表す単位のことである。
基本単位となっている「FLOPS」は、1秒間に処理可能な浮動小数点演算の回数を表す際に用いられる。テラ(Tera)は1兆(10の12乗)を意味している。例えば、3TFLOPSのシステムは毎秒3兆回の浮動小数点演算を行うことができることになる。
Microsoftが2005年末に発売した家庭用ゲーム機のXbox 360は、システム全体の処理能力を総合するとおよそ1TFLOPS、同じくSCEのPLAYSTATION 3はシステム全体で2TFLOPSの処理能力をもつとされている。
スーパーコンピュータの世界では、2000年頃からTFLOPSが処理性能を表す主な単位となっている。2002年6月にスーパーコンピュータの性能ランキングで世界第1位にランクインした地球シミュレータは公称値で40TFLOPS、IBMのBlueGene/Lは360TFLOPSの処理性能を持つとされる。理化学研究所が2006年に構築したMDGRAPE-3になると単位はTFLOPSを超えてPFLOPS(ぺタフロップス)に達するといわれている。PFLOPSは、毎秒千兆回の演算処理を行うことができることを意味する単位である。
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