テンキー
別名:10キー
【英】a numeric key, a ten key, a 10 key
テンキーとは、電卓やコンピュータなどにおける、数字や四則演算用の記号を入力するキーが配置されたキー群のことである。
単にテンキーと言う場合、キーボード右端に配置されている数字入力に特化したキー群を指す場合も多い。省スペース型のキーボードではこの部分は省かれることも多く、別途テンキー用のキーパッド(テンキーパッド)を装着して用いることがある。キーボードの上部に配置されている数字が割り当てられたキー群を指してテンキーと呼んでいる例は少ない。
「テンキー」という呼称は一般的に和製英語とされる。英語圏ではテンキーと呼ぶことはまれだがキーボード右側にテンキーがあるタイプのキーボードは、テンキーがないタイプと区別して「スタンダードキーボード」と呼ぶことがある。テンキーがないキーボードは「データエントリキーボード」や「テンキーレスキーボード」などと呼ばれることがある。ノート型PCの標準的なキーボードはテンキーレスキーボードということになる。
テンキーに配置されるキーは0から9までの10個の数字キーを中心に、四則演算が行える記号キー、Enterキー、NumLockキーなどで構成されている。数値入力を簡略化するために、0を並べた[00]や[000]などのキーが配置されているテンキーパッドもある。
テンキーは、NumLockのオンとオフの状態によって役割が変わるものが多い。NumLockの状態を切り替えるには、NumLockキーを打鍵する。役割としては、NumLockがオンの状態では数値入力用のキーとして、また、NumLockがオフの状態ではカーソルキーとしての機能を持つ。なお、省スペースキーボードでは、テンキーの部分がないものがあるが、NumLockをオンにすると文字キーの一部をテンキーとして用いることができる。
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