フォルダブルスマホ
別名:フォルダブルスマートフォン,フォルダブルフォン,折りたたみディスプレイスマホ
【英】foldable smartphone
フォルダブルスマートフォンとは、スマートフォンが画面ごと折り畳めるような構造になっている、いわゆる折りたたみ式のスマートフォンの総称・カテゴリーである。2019年初頭にサムスンやファーウェイなどが相次いで発表した端末群を念頭に置いた総称として用いられている。
いわゆるフォルダブルスマートフォンは、有機ELディスプレイが折り曲げ可能であるという特性を活かすなどして、ディスプレイ自体を折り畳めるようにしている。折り目の部分が完全にディスプレイとして機能するか否かという争点はあるが、2画面搭載(デュアルディスプレイ)ではなく「1個のディスプレイを折り畳む」という要素がフォルダブルスマートフォンの根幹であると見なし得る。
もし「本体を展開して表示領域を大きく使える折りたたみ式のモバイル端末」という部分だけ取り上げるならば、フォルダブルスマートフォンのコンセプトは目新しいものというわけでもない。東芝は2010年に「libretto W100」を発売し、ソニーは2011年に「Sony Tablet P」、NECカシオも2013年に「MEDIAS W N-05E」を発売している。NTTドコモと中国のZTEの共同開発により2018年2月に発売された「M Z-01K」も挙げられる。ただしこれらの先例はあくまでも「ディスプレイを2つ搭載する」形であった。
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