プラチナバンド
別名:プラチナ周波数帯
【英】Platinum frequency bands
プラチナバンドとは、700MHz~900MHzの周波数帯域を中心とする極超短波の帯域を指す通称である。特に、携帯電話事業者(キャリア)への再割り当てが進められている700MHz、900MHzの空き帯域を指す場合が多い。
極超短波は、一度に伝送できる情報量が多く、比較的小型の送受信設備で通信することが可能で、障害物はある程度まで迂回して伝わるといった性質を持ち、電気通信の用途において特に良質な周波数帯域として知られる。このため、特に価値の高い帯域(バンド)いう意味で、プラチナバンドと呼ばれている。
総務省は「周波数再編アクションプラン」の一環として、「地デジ化」によって空いた700MHz、900MHzの帯域の再割り当てを進めている。2011年9月の時点でNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの4キャリアが割り当て希望の名乗りを上げ、争奪戦の様相を呈した。
2012年3月1日に、ソフトバンクモバイルがプラチナバンドの割り当てについて認定された。これを受けて、ソフトバンクモバイルは2012年7月からプラチナバンドを使用した通信サービスを提供すると表明した。
参照リンク
周波数再編アクションプラン(平成22年2月改定版)における700/900MHz帯関連部分の記述 - (PDF形式。総務省)
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