ポストムーア
【英】post-Moore, post-Moore era
ポストムーアとは、半導体技術の進展が進んで「ムーアの法則」が適用できなくなった後の時代、および、その時にあるべき半導体技術の在り方を指す語である。
ムーアの法則は、大雑把にいえば「半導体チップの集積密度は1~2年の間にほぼ倍増する」といったものである。20世紀後半に提唱されて以降、おおむねその通りに推移してきたが、限界も見えつつある。半導体チップの製造プロセスの微細化(トランジスタの集積度の増大)は、処理性能の向上と低コスト化を同時に実現する。しかしそれも20ナノメートル(nm)プロセスを突破したあたりで頭打ちと見られている。このまま行けば2020年代にムーアの法則が通用しないポストムーアの時代が訪れるとされる。
参照リンク
⾰新的ハードウェアがデータセンターにもたらすインパクト - 産業技術総合研究所STARシンポジウム(PDF)
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