メーター制課金
読み方:メーターせいかきん
別名:メーター課金,メーター制ペイウォール
【英】metered model, metered paywall
メーター制課金とは、Web上のコンテンツに設定される課金方式のうち、一定分量の情報は無料で提供され、より多くのコンテンツを閲覧するためには対価を支払う必要がある方式のことである。
メーター制課金はコンテンツの閲覧に課金する意味で「ペイウォール」(paywall)と呼ばれる方式に含まれる。ただし、完全な閉鎖型のペイウォールとは異なり、コンテンツのいくつかは無償で閲覧できる。そのため、ソフトペイウォール(soft paywall)と呼ばれることがある。
メーター制度課金は、「無料ならコンテンツを見たいが、金を払ってまで見たいとは思わない」と考えるユーザーを締め出すことなく、「充実した情報には対価を支払ってもよい」と考えるユーザーに課金できるというメリットがある。無償コンテンツがサンプルとなって、利用体験を得させる機能を果たしている点では、メーター制度課金はフリーミアムと共通している。
メーター制度課金は2010年前後から、欧米の新聞社による経済紙のニュースサイトを中心に、導入例が増え始めた。メーター制課金を導入した先駆者的事例として、英国の「Financial Times」が知られている。
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