ユニファイドサーマルコア
別名:統合されたサーマルコア,統一されたサーマルコア,統一サーマルコア
【英】Unified Thermal Core
ユニファイドサーマルコアとは、2013年6月に発表されたAppleの新型Mac Proにおいて初めて採用された冷却機構の呼び名である。
Mac Proの従来モデルを含む一般的なデスクトップマシンの筐体は方形の箱であり、前後に通気孔が開けられているものが大半であるが、ユニファイドサーマルコア構造が採用された新型Mac Proは全体が円筒形にデザインされており、ヒートシンクを中央部に設置、上方に排気して熱を逃がすという作りとなっている。側面の基板から発せられた熱は基板内側に配置されたヒートシンクを通じて中央に集まり、本体の天井部分に設置された大型ファンによって排出される。これによって効率的な排熱が実現される。
熱を中央に集めることで、プロセッサコア全体に均等に熱が行き渡るため、プロセッサ間で熱を効率的に分散することができる。ファンも大型のものを一つ設けたことにより静音を実現している。また、余分な隙間がなくなり、Mac Pro本体が高さ約25cmという小型化にも寄与している。新型Mac Proの容積は現行のモデルの8分の1程度であるという。
参照リンク
Mac Pro
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