災害用音声お届けサービス
読み方:さいがいようおんせいおとどけサービス
災害用音声お届けサービスとは、災害が発生した際の安否確認の手段として提供される、パケット通信を利用したボイスメッセージの送信・保存サービスである。
大規模な災害が発生した場合は、通常の通話サービスは輻輳が生じてつながりにくい状態になりやすい。他方で、パケット通信は比較的安定して運用できるとされる。パケット通信でボイスメッセージをやり取りするサービスを提供することで、より安定した安否確認の情報が提供可能になるとされる。また、音声を利用することで、文字入力より簡単な操作でメッセージを残すことができる。
災害用音声お届けサービス、2011年3月に発生した東日本大震災の教訓に基づき策定された。2011年11月に、NTTドコモをはじめ携帯電話・PHSを提供する各社間で相互運用するための共通ガイドラインが策定され、2012年3月にはNTTドコモがサービスの提供を開始した旨を発表した。
災害用音声お届けサービスは、平時は提供されず、震度6弱を超える地震などの大規模な災害が発生した場合に提供される。
参照リンク
「災害用音声お届けサービス」を提供開始 - (NTTドコモ 報道発表資料 2012年2月23日)
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