開発コード名
読み方:かいはつコードめい
別名:開発コードネーム
【英】code name
開発コード名とは、製品の開発中、正式な名称が発表される前に付けられた通称のことである。
開発コード名は、多くの場合、まだ名前のない製品を指し示すためだけの便宜的なものであり、特に深い意味を含んでいるケースは少ない。逆に、開発コード名から製品の内容を類推されたり、あるいは他の製品の商標を侵害したりすることのないように、地名などが採用されることも多い。
例えばWindowsシリーズでは、Windows 95が「Chicago」(シカゴ)、Windows 98が「Memphis」(メンフィス)、Windows XPは「Whistler」(ウィスラー)、Windows Vistaは「Longhorn」(ロングホーン)という開発コード名だった。OSやアプリケーションソフト、マイクプロセッサなどが、開発コード名でアナウンスされるケースが多い。
また、正式にリリースされた製品でも、正式名称が同名であったり同一のブランドネームを持っていたりする場合には、バージョンの明確な区別のために開発コード名が併記されることがある。あるいは、開発コード名が製品名にそのまま採用されるケースもあり、例としては「OS/2」などが著名である。
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