PlayStation 3
読み方:プレイステーションスリー
別名:プレイステーション3,PS3
PlayStation 3とは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がPlayStation 2の後継機として発売した家庭用ゲーム機である。2006年11月に初めて登場し、2009年8月に新型モデルが発表されている。
2009年8月発表の新型モデル(CECH-2000A)
PlayStation 3は、2000年に発売されたPlayStation 2の後継機種である。PlayStation 2ではゲームソフトのメディアとしてCDやDVDが採用されていたが、PlayStation 3ではBD(ブルーレイディスク)が採用されている。光ディスクの規格としてはCD、DVD、BDに対応する。初期モデルでは、PlayStation 2および初代「PlayStation」のゲームソフトも再生可能である。
CPUには、IBM、ソニー、SCE、東芝が共同開発した「Cell Broadband Engine」が搭載されており、クロック数は3.2GHzとなっている。CPUとは別に用意されたグラフィックス処理用のプロセッサ(GPU)を含めると、PlayStation 3のシステム全体の演算能力は2TFLOPS(テラフロップス)ほどになるといわれている。
記憶装置としてハードディスクドライブ(HDD)を搭載しており、また、AVCHDやMPEG-2などの映像再生方式、AACやWMAなどのオーディオ再生方式に対応していたりと、汎用的なAV機器としての機能も備えている。通信方式としては、イーサネット、Bluetooth、ワイヤレスLAN(Wi-Fi)などに対応している。コントローラはケーブルなしで接続できる。
PlayStation 3は、家庭用ゲーム機としては同年代に登場した任天堂の「Wii」や、Microsoftの「Xbox 360」と同世代のマシンと位置づけられている。
2009年夏には、新型モデルの「PlayStation 3」(CECH-2000A)が発表された。初期モデルの基本性能を踏襲しながら、薄型・軽量化、低消費電力化、ハードディスクの大容量化といった改良が図られている。
初期モデル(左)と新型モデル(右)
なお、2006年に初期モデルが発表された際、名称の英語表記は、全て文字を大文字で表記する“PLAYSTATION 3”の表記が正式となった。2009年に発表された新モデルでは、ファミリーの伝統的表記である“PlayStation”が再び採用されている。
※「PlayStation」、「PLAYSTATION」、「プレイステーション」、「PS3」は株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの登録商標です。また、「Cell Broadband Engine」は同社の商標です。
※画像提供 / 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
参照リンク
PLAYSTATION®3 情報 - (PlayStation.com Japan)
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